AirTagは子どものGPSに使える?実際に分かったデメリットと向いていない理由

AirTagが子どものGPS代わりとして適しているかどうかを解説する記事のアイキャッチ画像 子育て

みなさん、こんにちは、こんばんは。あおみつです。

ぐんぐん成長している我が子ですが、
子どもが成長してくると、
「登下校のとき、今どこにいるんだろう?」
「習い事にちゃんと着いたかな?」
と気になる場面が増えてきます。

そこで最近、AirTag(アップルタグ)を子どものGPS代わりに使えないかな? と思い、実際調べてみると、そんな考えの方も多いみたい。
月額料金がかからず、本体価格も比較的手頃。私自身も「これで十分じゃない?」と思っていました。

ところが実際には…
子どもの見守り用途にはちょっと厳しい点が多い と感じました。

この記事では、
AirTagが人気な理由から、実際に子どものGPSとして使う際のデメリット、
そして最終的な結論までまとめていきます。


AirTagが人気な理由(まずはメリット)

AirTagが選ばれやすい理由はとても分かりやすいです。

  • 月額料金がいらない
  • バッテリーが1年以上もつ
  • iPhoneとの連携が簡単
  • 落とし物防止としては最強クラス

実際、コストコでも複数パックで販売されていたりして、価格的にも手が届きやすく感じます。

コストコで販売されていたApple AirTag 4個セット。価格は税込13,980円
コストコのAirTag 4個パック。1個あたり約3,500円と比較的お得でした。

※私が見たときは、4個セットが13,980円(税込)でした。

「子ども一人につきひとつ持たせれば安心じゃない?」と考えるのも自然ですよね。


でも実際には…子どものGPSとしては不向きな理由

登校する子どもたちの後ろ姿。AirTagを子どもの見守りに使うイメージとして
登下校では子どもの居場所が気になるもの。AirTagをGPS代わりに使えないかと考える家庭は増えています。

AirTagは、あくまで “落とし物を見つけるためのアイテム” です。
この設計思想が、子どもの見守りには相性が悪いポイントになります。


① 位置情報の更新が遅い(リアルタイムではない)

AirTagは「探すネットワーク」を使って位置を更新します。
つまり、

  • 近くに誰かのiPhoneが通る
  • そのタイミングで位置が更新される

という仕組みです。

そのため、

  • 数分〜10分以上更新されない
  • 子どもが移動しても反映されない
  • 「今どこ?」の疑問に答えられない

という状況が普通に起きます。

“動いている子どもを追いたい”用途には根本的に向いていません。

GPSはリアルタイムで位置を把握できるのが強み。AirTagとは仕組みが大きく異なります。

② 人が少ないエリアでは、ほぼ更新されない

登下校のルートは住宅街や細い道が多いですよね。
私が試したときは、

  • 家を出てから10分以上更新されない
  • 気づいたら「学校に着いた時点」で初めて更新されていた

ということもありました。

更新の安定性が場所に依存しすぎるのは大きな不安材料です。


③ 屋内に入ると位置が止まることが多い

学校・保育園・習い事の施設など、
建物内に入ると AirTag の位置情報が更新されにくくなります。

  • 校舎の中に入ったら最後の位置のまま
  • 習い事中はほぼ更新されない

という状態になることが多いです。


④ 緊急時の追跡にはまったく向かない

Apple自体も「AirTagは人の追跡に使うべきではない」と明言しています。

リアルタイム追跡ができない

建物に入れば位置が止まる

これでは、迷子・トラブル時の緊急用途には使えません。


AirTagと子どもGPSの違いを比較してみる

AirTagと、いわゆる「子ども向けGPS端末」では、そもそも目的が違います。

以下は公式スペックや一般的な口コミをもとにした比較です。


AirTag と子ども向けGPSの違いまとめ

項目AirTag子ども向けGPS(みてね / まもサーチ / BoTなど)
位置情報更新数分〜10分以上遅い数十秒〜数分で更新
更新の安定性周囲のiPhone依存で不安定専用回線で安定
屋内での精度更新されにくい屋内でも比較的強い
バッテリー約1年数週間〜1ヶ月
月額料金なしあり(400〜600円)
主な目的落とし物防止子どもの見守り
緊急時追跡不可位置把握が可能

※子ども向けGPSの特徴は、公式情報・口コミをもとにした一般的なまとめです。

こうして整理してみると、
AirTagと専用GPSは “そもそも用途が違う” ことが分かります。


我が家の結論:AirTagは“子どものGPS”には不向き。でも“持ち物管理”なら最高。

AirTagを取り付けた革製キーリング。大人の紛失防止アイテムとしてよく使われる
AirTagは鍵やバッグなど、大人の紛失防止アイテムとして非常に人気があります。

子どもの見守りには不安が残るものの、
AirTagは 「失くしやすいものにつける」 という本来の用途では本当に便利です。

  • 習い事バッグ
  • 水筒
  • お道具袋
  • 公園で忘れがちな荷物

など、置き忘れ・紛失防止 には最高のアイテムです。


AirTagの大人向けの便利な使い方もたくさんある

AirTagは大人の生活のほうが活躍の場が多いです。

  • 車や自転車の盗難対策
  • スーツケース(旅行・出張)
  • 鍵・財布・社員証
  • カメラバッグなど高価アイテム

子どもの見守りではなく、“大人の紛失防止アイテム” としては本当に優秀

→ AirTagの大人向けの使い方はこちら


まとめ|AirTagだけで子どもの居場所を把握するのはおすすめしない

AirTagは便利なアイテムですが、
子どもの位置把握(特にリアルタイム)には向いていません。

  • 位置更新が遅い
  • 場所によって精度が大きく変わる
  • 屋内に弱い
  • 緊急時に役立たない

そのため、
“見守り用途は専用GPS、AirTagは紛失防止用”
という使い分けが現実的な結論になりました。

同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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