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「すきま時間にちょっと読むつもりが、気づけば止まらなくなっていた。」
そんな久しぶりの読書体験をくれたのが、この『真夜中のマリオネット』でした。
出張の移動時間3時間、子どもの習い事の待ち時間30分、寝かしつけ後の1時間。
合計わずか4〜5時間ほどで、2日間のうちに一気読み。
普段そこまで読むのが早いタイプではない自分でも、それくらい夢中になりました。
忙しい大人でもサクッと入れる、一気読み系クライムサスペンス。
ネタバレなしでレビューします。
『真夜中のマリオネット』作品概要(ネタバレなし)

主人公は、婚約者を“真夜中の解体魔”に殺された過去を持つ若き医師。
ある夜、勤務中の病院に重症の男性が運ばれてきます。
その直後、刑事がこう告げる。
「そいつが“真夜中の解体魔”だ。」
復讐心が燃え上がる主人公。
しかし、彼は本当に犯人なのか?
ただの冤罪なのか?
過去と現在が絡み合い、真実が少しずつ浮かび上がっていきます。
作品全体には「復讐」「正義」といったテーマもありますが、読んだ印象として最も強かったのは──
“洗脳”や“支配”のような、不気味でじわじわくる空気感。
ここが本作の大きな特徴だと思います。
『真夜中のマリオネット』の良かった点
① とにかく読みやすい。スラスラ入ってくる文体
難しい言い回しや専門用語がほとんどなく、テンポが軽快。
疲れている夜でも読み進められるのがありがたい。
文章の“凹み”が少ない作品なので、読書に慣れていなくても入りやすいはず。
② グロ描写は控えめ。猟奇殺人モノでも読みやすい
テーマは猟奇殺人ですが、必要以上にグロい描写はありません。
もちろん多少はありますが、伊坂幸太郎作品の方がむしろ細かいかも、と思うくらい。
「サスペンス読みたいけど、怖すぎるのは苦手」
そんな人でも安心して読めます。
③ 展開のテンポが良く、脱線がほぼない
ストーリーが横道に逸れず、常に“次の展開”が用意されています。
- 「読めそうで読めない」
- 「あれ?次どうなるの?」
この繰り返しでどんどん読み進めてしまう。
伏線回収量自体は多くありませんが、
最後に訪れる“スッキリ感”がかなり強い。
読後に嫌な余韻が残らず、「ああ〜なるほど」と自然に落ち着くタイプです。
④ 洗脳・支配のテーマがじわじわ効いてくる
ストーリーが進むほど、“洗脳”のようなテーマ性がじわじわ効き始めます。
ホラー的な怖さではなく、
「人の心理がどこまで揺れるのか」
「誰が何を信じるのか」
そういった不安定さが不気味で面白い。
復讐劇や単なる犯人探しとは違う、独特の読後感があります。

『真夜中のマリオネット』の微妙だった点(とはいえ気にならない範囲)
- 展開によっては、少し“読めてしまう”部分もある
- 医療サスペンスが好きな人には医療要素が少なく感じるかも
- ミステリーの重厚さより“勢い”で読ませるタイプ
とはいえ、テンポの良さと読みやすさのおかげで、
途中で飽きることは一度もありませんでした。
忙しい大人でも一気読みできた理由
今回読んだタイミングはこんな感じ👇
- 出張の移動時間:約3時間
- 子どもの習い事の送り迎え:30分
- 子どもが寝たあと:1時間
- これが2日間でほぼ読み切り
普段そこまで読むのが早い方ではない自分でも、
「気づいたら最後まで読んでいた」
という没入感がありました。
“時間が限られていても読めるサスペンス”としては、かなり優秀。
こんな人におすすめ
- サスペンス読みたいけど、グロは苦手
- 読みやすくてテンポの良い作品が好き
- 移動中やすきま時間で読める本を探している
- 伊坂幸太郎のテンポ感が好き
- “洗脳・支配”系の雰囲気が好き
- 一気読みできるクライムサスペンスが読みたい
どれか1つでも当てはまったら、かなりハマると思います。

まとめ|久しぶりに“読後スッキリ系”のサスペンスに出会った
- 難しくない文章
- グロ控えめ
- テンポの良さ
- 読後のスッキリ感
- じわじわ効く“洗脳”のテーマ
これらが全部合わさって、
“怖いよりワクワクが勝つ”タイプのサスペンスになっています。
正直、続編があれば普通に読みたいレベルで気になる終わり方でした。
(ネタバレにならない範囲で言えるギリギリのところ)
すきま時間で読めるサスペンスを探している方には、
自信を持っておすすめできます。


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