共働きでも幼稚園に通える?預かり保育・費用・認定こども園の違いを解説

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「共働きだから、子どもの預け先は保育園しかない」

そんなふうに考えていませんか?

実は、共働き家庭でも幼稚園に通わせることはできます。

最近では、夕方までの預かり保育を実施している幼稚園や、幼稚園と保育園の両方の機能を持つ認定こども園など、選択肢も広がっています。

わが家は共働きで、子どもを0歳から保育園に預けてきました。

当時は幼稚園も気になっていましたが、仕事との両立や待機児童の問題もあり、最終的には保育園を選びました。

ただ、今もう一度園を選ぶとしたら、幼稚園も見学してみたいと思っています。

この記事では、共働き家庭が幼稚園を選ぶ際に知っておきたい制度や費用、預かり保育の仕組みを解説します。

さらに、実際に保育園を選んだ親として、幼稚園について感じていることも紹介します。

※わが家の子どもは保育園に通っています。幼稚園に通わせた体験談ではなく、制度の解説と保護者としての考えをまとめた記事です。


子どもの保育施設へ行く準備物のイメージ画像

共働きでも幼稚園に通える?

結論から言うと、共働きでも幼稚園に通うことは可能です。

幼稚園は、保護者が働いているかどうかにかかわらず入園できます。

ただし、一般的な幼稚園の教育時間は1日4時間が標準とされているため、共働き家庭では通常の教育時間だけでは足りない場合があります。

そこで重要になるのが「預かり保育」です。

預かり保育を利用すれば夕方まで通えることも

預かり保育とは、幼稚園の通常の教育時間が終わったあとなどに、引き続き子どもを預かってもらえる仕組みです。

園によっては、朝の預かり保育や夕方までの延長、長期休暇中の預かりにも対応しています。

ただし、実施時間や利用条件は園によって異なります。

例えば、17時まで預かってくれる園もあれば、18時以降まで対応している園もあります。

また、預かり保育を実施していても、希望する日に必ず利用できるとは限りません。

そのため、共働き家庭では、入園前に預かり保育の内容を確認することが大切です。

幼稚園・保育園・認定こども園の違い

共働きで幼稚園を探すときに、ぜひ知っておきたいのが施設の種類です。

実は、「〇〇幼稚園」という名前でも、認定こども園として運営されている場合があります。

逆に、認定こども園という名称でも、希望する年齢や認定区分の募集があるとは限りません。

まずは1号・2号・3号認定を知ろう

子ども・子育て支援制度では、子どもの年齢や保育の必要性によって認定区分が分かれています。

認定区分対象主な利用施設
1号認定満3歳以上で教育を希望する子ども幼稚園・認定こども園
2号認定満3歳以上で保育が必要な子ども保育園・認定こども園
3号認定満3歳未満で保育が必要な子ども保育園・認定こども園など

共働き家庭の場合、就労状況などの条件を満たせば2号認定や3号認定の対象になります。

ただし、共働きだから必ず2号認定で入園しなければならないわけではありません。

幼稚園や認定こども園に1号認定で入園し、必要に応じて預かり保育を利用する方法もあります。

参考:こども家庭庁|子ども・子育て支援新制度 こども家庭庁

認定こども園には4つの種類がある

認定こども園には、次の4つの類型があります。

種類特徴
幼保連携型幼稚園と保育園の機能を一体的に持つ
幼稚園型幼稚園を基盤に保育所的な機能を備える
保育所型保育園を基盤に幼稚園的な機能を備える
地方裁量型幼稚園・保育園いずれの認可もない施設が認定を受ける

特に注意したいのが、幼稚園型認定こども園です。

幼稚園型でも2号認定の子どもを受け入れている施設がありますが、受け入れ年齢や定員などは施設によって異なります。

また、3号認定の子どもを受け入れていない施設もあります。

そのため、園名や施設類型だけで判断せず、希望する認定区分で入園できるかを確認することが大切です。

参考:こども家庭庁|認定こども園概要 こども家庭庁

幼稚園と保育園で教育内容に違いはある?

以前は、幼稚園は教育、保育園は子どもを預かる場所というイメージを持っていました。

しかし、現在は保育園でも幼児教育が行われています。

実は、幼稚園・保育園・認定こども園には、それぞれ教育や保育の基準となる要領・指針があり、3歳以上の教育内容については整合性が図られています。

そのため、幼稚園だから教育が充実していて、保育園だから教育が少ないとは一概には言えません。

もちろん、園によって独自のカリキュラムや教育方針には違いがあります。

わが家の子どもが通う保育園でも、姉妹園の幼稚園で実施しているカリキュラムを取り入れています。

実際に通わせてみると、保育園でもさまざまな教育的活動を経験できていると感じています。

幼稚園か保育園かという区分だけでなく、実際にどのような活動をしているのかを確認することが大切なのではないでしょうか。

共働き家庭が確認したい預かり保育のポイント

共働き家庭が幼稚園を検討する際、私が特に重要だと思うのは預かり保育の内容です。

単純に「何時まで預かってくれるか」だけではなく、年間を通して利用できるかどうかも確認しておきたいところです。

午前保育の日はどうなる?

幼稚園では、行事や園の都合などによって午前保育になる日があります。

その場合、午後も預かり保育を利用できるのかは確認しておきたいポイントです。

通常の日は夕方まで預かってもらえても、午前保育の日は預かり保育がないとなると、仕事の調整が必要になります。

夏休み・冬休み・春休みは?

幼稚園には、基本的に小学校と同じように長期休暇があります。

預かり保育を実施している園でも、長期休暇中は時間が短くなったり、利用できない日があったりする場合があります。

共働き家庭では、普段の預かり時間と同じくらい、長期休暇中の対応も重要だと思います。

行事の振替休日にも注意

例えば、土曜日に運動会が開催され、翌月曜日が振替休日になるケースです。

その日に預かり保育が利用できなければ、仕事を休むなどの対応が必要になります。

私自身、以前はこうした点が幼稚園に通わせるうえでの不安でした。

ただ、現在は以前より有給休暇を取りやすくなったと感じています。

もちろん職場によって違いはありますが、働き方が変わったことで、幼稚園を選ぶハードルも下がってきているのではないでしょうか。

幼稚園は保育園よりお金がかかる?

金額計算のイメージ画像

幼稚園を検討するとき、気になるのが費用です。

私自身、幼稚園は制服や教材など、入園準備にお金がかかるイメージがありました。

現在は幼児教育・保育の無償化がありますが、すべての費用が無料になるわけではありません。

幼稚園の無償化はいくらまで?

幼稚園の無償化は、園が子ども・子育て支援新制度に移行しているかどうかによって仕組みが異なります。

施設基本の利用料
新制度に移行した幼稚園無償
新制度に移行していない幼稚園月額25,700円まで無償
認可保育園(3〜5歳児クラス)無償
認定こども園(3〜5歳児クラス)無償

ただし、給食費、制服代、教材費、行事費などは原則として別途必要です。

また、園独自の教育活動などに追加費用が発生する場合もあります。

預かり保育も無償化の対象になる?

保護者の就労などによって保育の必要性が認められた場合、幼稚園の預かり保育も無償化の対象になります。

3〜5歳児クラスでは、月額最大11,300円までが対象です。

ただし、無条件で11,300円が支給されるわけではありません。

実際の利用料と「利用日数×450円」を比較し、少ない方の金額が上限内で無償化されます。

また、無償化の対象になるためには、市区町村から保育の必要性の認定を受ける必要があります。

参考:こども家庭庁|幼児教育・保育の無償化 こども家庭庁

大切なのは何にお金がかかっているか

個人的には、幼稚園の費用が保育園より多少高くなったとしても、その内容に納得できるのであれば選択肢に入れていいと思っています。

例えば、園独自の教育活動や課外授業などに費用がかかっているのであれば、それを習い事のように考えることもできます。

もちろん、家庭によって教育費にかけられる金額は違います。

だからこそ、単純に高い・安いだけで判断するのではなく、何にどれくらいのお金がかかるのかを確認することが大切だと思います。

ちなみに、0〜2歳児クラスの認可保育園では、原則として住民税非課税世帯などが無償化の対象です。

それ以外の世帯では、住民税額などに応じて保育料が決まるため、所得によっては負担が大きくなることもあります。

ただし、自治体独自の無償化や多子世帯への軽減制度もあるため、実際の負担額は住んでいる自治体によって異なります。こども家庭庁

わが家が幼稚園ではなく保育園を選んだ理由

ここからは、実際にわが家が保育園を選んだ理由を紹介します。

0歳から預ける予定だった

わが家は共働きで、0歳から子どもを保育施設に預ける予定でした。

そのため、最初から保育園を中心に探していました。

ただ、幼稚園に興味がなかったわけではありません。

3歳になったら幼稚園に通わせることも考えていました。

当時は「保育園は子どもを預かる場所、幼稚園は教育を受ける場所」というイメージが強かったからです。

子どもの成長を考えると、幼稚園の方がいいのかな?と思うこともありました。

待機児童問題もあって転園には不安があった

当時は待機児童問題もあり、希望する保育園に入ることが簡単ではありませんでした。

そのため、せっかく入れた保育園を退園して幼稚園に移ることには、不安がありました。

もし幼稚園が子どもに合わなかったらどうするのか。

もう一度保育園に戻ろうとしても、空きがなければ入れない可能性があります。

共働きのわが家にとって、そのリスクは小さくありませんでした。

幼稚園を姉妹園に持つ保育園にも注目した

保育園を探す中で、少し意識していたのが、幼稚園を姉妹園に持つ保育園でした。

幼稚園との交流があったり、幼稚園で行っている教育的な活動を保育園でも経験できたりするのではないかと考えたからです。

もちろん、幼稚園の姉妹園があるからといって、必ずしも教育内容が充実しているわけではありません。

それでも、当時のわが家にとっては、ひとつの判断材料でした。

実際、現在通っている保育園では、姉妹園の幼稚園でも行われているカリキュラムを取り入れている場面がたくさんあります。

結果的に、保育園に通いながら、当時期待していた幼稚園の教育的な要素にも触れられていると感じています。

0〜2歳から預けるなら保育体制も確認したい

今、もう一度園を選ぶとしても、0歳から預けるのであれば、保育園を中心に考えるかもしれません。

その理由は、乳児保育の体制が気になるからです。

保育士と幼稚園教諭では、資格や免許の制度、もともと専門としてきた分野に違いがあります。

もちろん、どちらの先生が優れているという話ではありません。

また、両方の資格・免許を持っている先生もいます。

ただ、幼稚園から認定こども園に移行して、新たに0歳児から受け入れるようになった施設であれば、乳児保育の経験や職員配置などは慎重に確認したいと思います。

施設の成り立ちだけで判断するのではなく、現在どのような体制で保育を行っているかを見ることが大切だと考えています。

一方で、3歳以上になれば、教育内容や園の特色も含めて、幼稚園を積極的に検討すると思います。

共働き家庭が幼稚園を選ぶときのチェックポイント

もし今、共働きで幼稚園を探すなら、次のような点を確認したいと思います。

確認することチェックポイント
施設の種類幼稚園か認定こども園か
認定区分1号・2号など、希望する区分で入園できるか
預かり保育朝・夕方の利用時間
長期休暇夏休み・冬休み・春休みの対応
午前保育午後も預かってもらえるか
振替休日行事の翌日などに預かり保育があるか
費用制服・教材・給食・預かり保育などの負担
立地自宅や職場からの距離、送迎のしやすさ
園の雰囲気先生の対応や子どもたちの様子

特に、立地は意外と重要だと思います。

保育園より幼稚園の方が通勤経路に近かったり、送迎しやすい場所にあったりするかもしれません。

毎日のことだからこそ、無理なく通えるかどうかも大切な判断材料です。

まとめ|共働きだからといって幼稚園を諦める必要はない

子どもが保育園に通ってるイメージ画像

わが家は0歳から子どもを預ける必要があったため、保育園を選びました。

当時は待機児童問題もあり、一度入れた保育園を退園して幼稚園に通わせることには不安がありました。

ただ、今もう一度、3歳から子どもの預け先を探すとしたら、幼稚園も選択肢に入れると思います。

預かり保育が充実している幼稚園なら、共働きでも無理なく通えるかもしれません。

それに、通勤経路や自宅からの距離を考えたとき、保育園より幼稚園の方が便利な場所にある可能性だってあります。

何より、幼稚園か保育園かという区分よりも、実際に通う園の雰囲気や先生との相性の方が大切だと感じています。

だからこそ、共働きだからという理由だけで、最初から幼稚園を候補から外してしまうのはもったいないと思います。

もちろん、預かり時間や長期休暇の対応など、確認しておきたいことはあります。

それでも、条件が合うのであれば、幼稚園も見学してみてはいかがでしょうか。

選択肢を広げることで、家族にとってよりよい園に出会えるかもしれません。

※保育料や預かり保育の料金、無償化の対象範囲などは、施設の種類や自治体、園ごとに異なります。特に私立幼稚園や認可外保育施設では、独自の費用が設定されている場合もあるため、入園前に各園や自治体へ確認しておくと安心です。

あわせて読みたい|後悔しない保育園選びのポイント

幼稚園と保育園、どちらを選ぶにしても大切なのは、子どもや家庭に合った園を見つけること。

わが家が実際に保育園を選んだときに重視したポイントや、通わせてみて感じたことを別の記事でまとめています。

これから園選びをする方は、ぜひ参考にしてみてください。

👉 【関連記事】保育園選びで後悔しないために!実際に重視したポイント

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