三児の父が教える保育園見学のポイント|3園に通ってわかった本当に見るべきこと

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保育園選びって、何を基準に選べばいいのか迷いますよね。

園舎のきれいさ、先生の雰囲気、教育方針、園庭、給食……。

見ようと思えば、いくらでも見るところがあります。

わが家には3人の子どもがいて、これまで実際に3園の保育園に通いました。

保育園を選ぶときには3園ほど見学し、希望する園を決めました。また、仕事柄いろいろな幼稚園や保育園を見る機会もあります。

そんな経験から感じるのは、

「すべてが理想通りの保育園を探す必要はない」

ということ。

設備や保護者の負担ももちろん大切ですが、実際に子どもを通わせてみると、それ以上に大切だと感じることもありました。

この記事では、三児の父である私が、実際に保育園を選んで「ここは見ておいた方がいい」と感じたポイントを紹介します。

保育園の室内イメージ画像

まず最優先したいのは「毎日無理なく送迎できるか」

共働き家庭なら、個人的にかなり重要だと思っているのが送迎のしやすさです。

わが家が保育園を選んだときは、第8希望くらいまで記入できました。

でも、希望を書けるからといって、どこでもいいわけではありません。

実際に毎日通うことを考えると、

  • 自宅の近く
  • 会社の近く
  • 通勤途中

このあたりにある園が現実的でした。

「ちょっと遠いけど、いい保育園だから」

と思っても、それが毎朝、何年間も続きます。

さらに、子どもが熱を出したときなどには急なお迎えもあります。

「通える距離」と「毎日無理なく通える距離」は、少し違う。

園選びでは、実際の生活を想像して考えてみるのがおすすめです。

会社の近くなら便利……とも限らない

会社の近くに保育園があれば、仕事の日は便利です。

ただ、会社が自宅から遠い場合は、休日のことも考えておいた方がいいかもしれません。

保育参観、運動会、発表会など、土曜日や休日に保育園へ行く機会もそれなりにあります。

「休みの日まで会社方面へ行くのはちょっと……」

という人なら、その点も考えておきたいところです。

小学校の学区も一度確認しておく

これは最優先ではありませんが、小学校の学区も一度確認しておくといいと思います。

わが家の場合、通っていた保育園と自宅の小学校では学区が違いました。

そのため、保育園で仲良くなった子たちとは別れて、小学校では新しく友達を作ることに。

親としては少し心配しましたが、本人はそれほど気にしていない様子でした。

小学1年生なので新しい友達も作りやすいと思いますし、学区だけで保育園を決める必要はないと思います。

ただ、入学するときに「そうだったのか」とならないよう、知っておいて損はありません。

駐車場だけでなく周辺道路も見る

広い駐車場のイメージ画像

車で送迎するなら、駐車場も要チェックです。

特に朝は登園時間が重なるため、園によっては送迎の車が集中します。

確認したいのは、

  • 駐車できる台数
  • 駐車場の広さ
  • 車の出入りのしやすさ
  • 園周辺の道路の広さ
  • 朝の交通量

など。

小さい子どもたちがたくさん歩いている場所でもあるので、安全面も含めて見ておきたいポイントです。

園に入ったときの「雰囲気」も大切にする

個人的には、保育園に入った瞬間の雰囲気も結構大事にしています。

やっぱり、きれいな園はいいなと思います。

ただし、「新しい園舎だからいい」という意味だけではありません。

建物自体は古くても、物がきちんと整理されていたり、掃除されていたりすると好印象です。

逆に、

「なんとなく暗いな……」

と感じる園もあります。

明確に「ここが悪い」と説明できるわけではないのですが、なんとなく自分には合わないと感じる。

毎日大切な子どもを預ける場所なので、そういった親自身の感覚も無視しなくていいと思います。

園長先生や主任の先生の関係も見てみる

見学の段階では、実際に担任になる先生とじっくり話す機会はほとんどないと思います。

そこで私が見ているのが、園長先生や主任の先生など、園をまとめている先生たちの雰囲気です。

フランクすぎる必要はありませんが、自然にコミュニケーションを取れている園は安心感があります。

逆に、先生同士が明らかにギスギスしていると、ちょっと気になります。

もちろん短時間の見学だけで、人間関係のすべてが分かるわけではありません。

あくまで園全体の雰囲気を見る材料のひとつとして考えるくらいがいいでしょう。

できれば子どもたちが活動している午前中に見学する

見学する時間を選べるなら、個人的には午前中がおすすめです。

保育園では、昼食後から15時ごろまではお昼寝の時間になることが多く、子どもたちが普段どんなふうに過ごしているのか分かりにくくなります。

夕方になると早めのお迎えの子もいて、自由に遊んでいる時間も増えます。

制作や活動などは午前中に行われることが多いので、普段の園の様子を見たいなら午前中の方が分かりやすいと思います。

子どもたちが元気いっぱいに遊んでいる園もあれば、みんなで座って活動している園もあります。

どちらが良い・悪いということではありません。

「自分の子どもがここで過ごしている姿を想像できるか」

という目線で見てみるといいと思います。

園庭を見ると、その園が大切にしているものが見えてくる

園庭遊具のイメージ画像

園庭も園によってかなり違います。

大きな遊具がドンと置いてある園もあれば、広いスペースを確保して思いっきり走れるようにしている園もあります。

自然との触れ合いを大切にして、ビオトープを作っている園もありますし、裸足になって泥んこ遊びをする園もあります。

ここも「どの園庭が正解」というものではありません。

親として、

「こういう遊びをしてほしいな」

と思える環境かどうかを見てみると、その家庭に合った園を選びやすくなると思います。

トイレは意外と見ておきたいポイント

私が保育園を見るときに結構気になるのがトイレです。

最近は乾式のきれいなトイレも増えていますが、昔ながらのタイル張りのトイレが残っている園もあります。

特に夏場は臭いが気になることもあります。

また、古いトイレは照明や採光、壁の色なども相まって、なんとなく暗く感じることがあります。

今は自宅のトイレがきれいな家庭も多いので、園のトイレを嫌がってしまう子もいるようです。

温水便座ではないことで、便座の冷たさを嫌がる子もいると聞きます。

園舎そのものが古くても、トイレが改修されているだけで印象はかなり変わります。

見学時に確認できるのであれば、一度見ておいてもいい場所だと思います。

登降園や連絡方法など、ICT化も確認

最近は保育園でもICT化がかなり進んでいます。

今通っている園では、基本的な連絡はアプリで行い、登園・降園時には園に設置されている端末で時間を登録します。

写真販売については、外部の写真販売サービスを利用している園も多く、その場合は別のサービスやアプリから購入する形になります。

一方で、今でも登園・降園時間を紙に記入する園もあります。

ICT化されていないから保育の質が低い、という話ではありません。

ただ、毎日のことなので、

  • 登降園の管理方法
  • 欠席・遅刻連絡
  • 園からのお知らせ
  • 連絡帳

などがどのような方法になっているのかは確認しておくといいでしょう。

個人的には、ICTをうまく取り入れている園だと保護者側も楽だと感じています。

オムツや布団など「保護者の負担」も聞いておこう

保護者が準備するものは、園によって結構違います。

たとえば、まだオムツを使っている年齢なら、

  • オムツのサブスクがある
  • 自宅から持参する
  • サブスクと持参を選べる

など園によって違います。

お昼寝も同じです。

衛生面などから「コット」と呼ばれる簡易ベッドを使用する園もあれば、布団をリースできる園、自宅から持参して毎週持ち帰る園もあります。

ほかにも、毎日の持ち物や保護者会、行事のお手伝いなども確認しておくと安心です。

園によっては夏にプールを組み立てる際などに、保護者がお手伝いする場合もあります。

多くは入園のしおりなどに書かれていますが、見学時に気になることがあれば聞いてしまって大丈夫です。

もし見学中に聞き忘れても、電話やメールなどで確認すればいいと思います。

個人的には、保護者の負担が多少多い・少ないということだけで園を決める必要はないと思っています。

それよりも、園の方針や雰囲気が家庭に合っているかの方が大切です。

教育方針は「家庭がどこまで求めるか」で変わる

英語、体操、音楽、制作、自然遊びなど、園によって特色があります。

わが家は、もともと教育面を最優先して保育園を選んだわけではありません。

ただ、通った園には幼稚園の姉妹園がありました。

そのため、「幼稚園で取り組んでいる教育的な活動を、保育園でもある程度経験できるのかな」と期待していました。

実際に通ってみると、そうした要素を取り入れてもらえたのはありがたかったです。

特定の教育を重視したい家庭なら、見学時に「どんな活動をしているのか」を詳しく聞いてみるといいと思います。

給食・アレルギー対応も必要に応じて確認

わが家では給食については、そこまで重視していませんでした。

園内調理であれば、できたての温かいものを食べられるのはいいな、というくらいです。

献立表を配布する園も多いので、どんな食事をしているのか確認できます。

ただし、食物アレルギーがある場合は別です。

対応できる内容は園や子どもの状況によって異なるため、入園前に必ず園へ確認しておきましょう。

共働きなら「平日の行事」がどのくらいあるか聞いておく

運動会や発表会、保育参観などの行事も園によって違います。

特に共働き家庭なら確認しておきたいのが、保護者参加の行事が平日にどのくらいあるかです。

仕事を休む必要が出てくるので、年間の予定をある程度知っておくだけでも違います。

コロナ禍以降、保護者が参加する行事を減らした園もあります。

だからこそ、

「保護者が子どもの様子を見られる行事は年間どのくらいありますか?」

と聞いてみるのもいいと思います。

ホームページも一度チェックしてみる

見学前後に、その園のホームページも見てみましょう。

何園か比較すると、

「これは結構前に作られたホームページかな?」

というのは意外と分かります。

ブログやお知らせがあるのに、最後の更新が数年前で止まっていることもあります。

もちろん、保育士さんの業務負担を考えれば、ホームページを頻繁に更新できない事情も理解できます。

そのため、

「ホームページが古い=良くない園」

とは考えていません。

むしろ、行事や園での様子、最新のお知らせなどを定期的に発信している園を見つけると、

「ここはしっかり情報発信しているんだな」

と個人的にはプラスに感じます。

保育園見学で確認しておきたいこと

最後に、私が保育園を見学するなら確認しておきたいポイントをまとめます。

□ 毎日無理なく送迎できる場所か
□ 駐車場や周辺道路は安全で使いやすいか
□ 園内が整理され、明るい雰囲気か
□ 園長・主任・先生たちの雰囲気はどうか
□ 子どもたちはどんな様子で過ごしているか
□ 園庭や遊び方が家庭の考え方に合っているか
□ トイレは子どもが使いやすそうか
□ 登降園・欠席連絡などはどんな方法か
□ オムツ・布団・保護者会など家庭側の負担はどのくらいか
□ 保護者参加の行事はいつ・どのくらいあるか
□ 教育・保育方針で気になることはないか
□ 給食やアレルギーへの対応はどうか
□ ホームページなどで現在の情報が発信されているか

全部に○がつく園を探す必要はないと思います。

家庭によって「ここだけは譲れない」というポイントは違います。

その優先順位を決めるための材料として、見学を活用してみてください。

3園に通って思う。一番大切なのは子どもが楽しく通えること

楽しんで授業を受けているイメージ画像

ここまでいろいろ書いてきました。

送迎、駐車場、ICT、トイレ、オムツ、布団、教育方針……。

もちろん、どれも保育園を選ぶうえでは大切です。

でも、3人の子どもを実際に3園へ通わせて、今振り返って思い出すのは、設備や保護者の負担よりも先生たちのことです。

子どもが家に帰ってきて、

「今日、先生とこんなことしたよ」

と話してくれる。

先生の名前が家で自然に出てくる。

そんな様子を見ると、

「今日も楽しく過ごしてきたんだな」

と親としてうれしくなります。

保育園にはそれぞれ特色がありますし、家庭によって重視するポイントも違います。

見学だけですべてを知ることもできません。

だから、100点満点の保育園を探さなくてもいいと思います。

「ここなら安心して子どもをお願いできそう」

見学をして、夫婦でそう思える園を探してみてください。

そして何より、子どもが毎日楽しく通ってくれれば、それが一番だと私は思っています。

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